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四ツ谷駅前の大規模再開発「コモレ四谷」竣工。30階タワーや商業施設

四谷の新ランドマークとなる大規模再開発「CO・MO・RE YOTSUYA(コモレ四谷)」が1月31日に竣工する。駅前約2.4haの大規模再開発となり、30階建てのオフィス棟「YOTSUYA TOWER」や商業施設などを一体開発する。オフィス等へのテナント入居は3月以降順次、商業ゾーンの店舗開業は2月以降で、街びらきは2020年夏を予定している。

CO・MO・RE YOTSUYA「YOTSUYA TOWER」

JR・東京メトロ南北線「四ツ谷」駅徒歩1分の立地を一体開発。オフィス棟「YOTSUYA TOWER」や商業ゾーンの「CO・MO・RE Mall」、地上3~7階部分の住宅「ザ・レジデンス四谷アベニュー」「ザ・レジデンス四谷ガーデン」、教育施設「四谷グローバル スタディスクエア」、公益施設「四谷スポーツスクエア」「四谷クルーセ」など、多機能施設が整備される。

敷地配置図
周辺エリア俯瞰写真

YOTSUYA TOWERは、高さ145m・30階建てのオフィス棟。オフィスフロアの天井高は2,800mmを確保し、1フロア面積は同エリアでは希少な2,000m2。制震構造の導入や、非常時の専有部電源供給、非常用発電機による72時間電力維持などの機能性が特徴。全フロアでテナント決定済みで、LINEなどが入居する予定。

地下1階~地上2階の商業ゾーン「CO・MO・RE Mall」は、コンビニエンスストア・食品スーパー・ドラッグストア・100 円均一ショップなどデイリー物販が充実。クリニックや携帯キャリア、クリーニング、飲食店など39店舗が入居する。2月より順次開業予定で、夏に全店舗開業を予定。

CO・MO・RE Mall

地上3階~7階の住宅部分は、敷地南西側の「ザ・レジデンス四谷アベニュー」と北東側の「ザ・レジデンス四谷ガーデン」の2棟構成(計60戸)。従前権利者に提供されるほか、一部住宅は三菱地所レジデンスと西松建設が共同で分譲予定。

ザ・レジデンス四谷ガーデン

「四谷スポーツスクエア」は、講演会やバレーボール、バドミントンなどに利用できる多目的ホールや音楽室、会議室を整備。地下2階~地下1階に位置し、地域に開放される。地上1階~4階の「四谷クルーセ」は、文化国際交流拠点として国際交流基金と国際観光振興機構が入居する。

四谷スポーツスクエア

四谷スポーツスクエアと四谷クルーセの設置により、スポーツや文化の振興と、多くの人々が集う賑わい豊かなまちの実現を図る。

広場や建物低層部は外濠からの地形の連続性に配慮したデザイン。高層部が低層部と一体となって、隆起する地形として空へと続くイメージを表現しているという。広場や歩道状空地、建物低層部の樹木も、外濠周辺の豊かな緑とつながる空間をイメージしている。

周囲との連続性に配慮
市ヶ谷橋から望む外観

北西側には、賑わいの核となる約3,300m2の「コモレビの広場」、駅前には交流空間として約1,000m2の「出迎えの広場」を整備。災害時には帰宅困難者の一時滞在場所として活用できる。

コモレビの広場
出迎えの広場

CO・MO・RE YOTSUYAの施行者はUR都市機構。事業パートナーは三菱地所と第5メック都市開発特定目的会社。地区面積は約2.4ha、敷地面積約17,900m2、延床面積約139,600m2。駐車場台数は288台、駐輪場台数は758台。