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武漢渡航歴の無い人が新型肺炎に感染。厚労省はコールセンター開設

新型コロナウイルスに関連した肺炎について、武漢市への渡航歴の無い人の日本国内での感染事例が発生した。厚生労働省が28日に発表した。

これまでの国内で確認された症例は、いずれも中国 武漢市の滞在歴があったが、武漢市の滞在歴が無い人で発生が確認された。

患者は奈良県の60代男性。武漢市への滞在歴はないものの、バス運転手として、1月8~11日と1月12~16日の2回にわたり武漢からのツアー客をバスに乗せていた。

厚労省は、季節性インフルエンザと同様に、咳エチケットや手洗いなどの感染症対策に務めるよう呼びかけているほか、武漢市から帰国・入国し、咳や発熱の症状がある場合は、検疫所で申し出るよう要請している。また、症状が現れた場合は、マスクを着用し、医療機関に武漢市滞在歴があることを申告の上、受診するよう呼びかけている。

また、厚労省は、1月28日18時から、新型コロナウイルス関連肺炎の発生についての電話相談窓口を開設。ウェブサイト等と合わせて、引き続き正確な情報発信を行なう。

電話相談窓口:03-3595-2285(受付時間:9時~21時)