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画像認識を使った無人物販ショーケース。関空でパナなどが展開
2020年1月24日 07:30
アリペイジャパンと関西エアポート、パナソニックは、関西国際空港第1ターミナルビルの国際線ゲートエリア内で、Alipayを使ったキャッシュレス決済機能付きショーケースを使った無人物販の実証実験を行なう。期間は1月24日から30日まで。
関空の利用者数は、過去最高を記録するペースで急伸しているが、特に中国からの旅客数が多く、国際線ゲートエリアの店舗では、混雑により買い物に想定以上の時間を要することがあるという。
そのため実験では、国際線ゲートエリア内にAlipayに対応したパナソニック製ショーケース(インナーボックスタイプ、画像認識タイプ)を各2台を設置。中国人旅行客に人気のある日本の菓子の「東京ばな奈『見ぃつけたっ』」と「白い恋人」を販売する。
インナーボックスタイプは、タッチパネルモニタを搭載し、表示されるAlipayのQRコードをスキャンして決済。決済が終わるとケースの扉と購入した商品のボックスが解錠する。
画像認識タイプは、タッチパネルに表示されるAlipayのQRコードをスマホのカメラでスキャンし、デポジット金額を決済すると、ケース扉が解錠。画像認識と重量センサで取り出された商品と数量を自動判別し、タッチパネルに購入金額を表示し、購入確定すると残金を返金する。
中国人旅客数が増える春節期間中に実施し、キャッシュレスでお土産を購入できる利便性、無人店舗としての運用性や省力化の実現、ショーケースの性能や操作性などについての検証を行なう。実証実験期間中は、ショーケースで商品を購入すると10%オフになるキャンペーンも実施する。今後は、冷蔵保管が必要な商品での実証実験も検討していく。