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朝日放送、阪神淡路大震災の取材映像を公開
2020年1月14日 13:17
朝日放送グループホールディングス(ABC)は、1月17日に発生から25年を迎える阪神淡路大震災の取材アーカイブ映像を公開する専用WebサイトをABCテレビ公式ホームページ内に創設。防災・減災への活用を目的に情報発信を開始した。
阪神淡路大震災から、2020年で“四半世紀”になる。6,434人の死者を出した未曽有の大震災にもかかわらず、25歳以下の若者にはその記憶すらなく、「歴史上の災害」になりつつあるとしている。
この震災は、発生の瞬間とその後の復興プロセスが映像で記録された、世界で初めての大地震。ABCテレビのライブラリーには、それを取材した映像が多く収められている一方で、被災者の肖像に関する権利意識の高まりや、報道記者の若年化・視聴者の意識の変化など、さまざまな事情から十分に活用できていないという。これは放送局だけでなく、研究機関や災害ミュージアムなどが共通に抱える課題としている。
災害を後世に伝えることを目的に、取材映像の一部をABCテレビWebサイト内特設ページで公開。公開する内容は、記者リポートやインタビューの文字起こしによるアーカイブの見える化、震災を知らない世代に向けた学生ワークショップ、アーカイブの活用法についての研究会を実施し、それらの意見を反映。取材を受けた被災者の名誉を傷つけないための配慮も払い、静止画・音声・文字など、さまざまな形で公開する。