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JR東、新潟で相乗りタクシーや利き酒判定。AI活用の観光体験

アプリで利き酒判定。写真は2019年12月にJR大宮駅で行なわれた実証実験の様子

JR東日本スタートアップと新潟市は、ベンチャー企業と連携して2つの実証実験を開始する。ベンチャー企業などの支援事業「JR東日本スタートアッププログラム」の一環。今回は第3回目で、新たに新潟駅開発を見越した新潟市の特区やエリアを活用する協業プランを募集。「AI×観光」分野の2提案が採択され、新潟市の協力のもとに実証実験を行なう。

1つ目は、NearMeの相乗りマッチングアプリ「nearMe.」を使い、相乗りの観光タクシー「新潟トラベルシャトル」を運行するもの。1月18日から3月末までの予定で、送迎場所は新潟駅南口、新潟市内宿泊施設など。

利用者が入力した情報を元に、AIによって目的地のマッチングと送迎ルートの最適化をすることで相乗りを可能にする。相乗りによって一人あたりの運賃を下げて利便性を向上しながら、地域の観光価値向上と活性化を狙う。支払いはアプリ経由のクレジットカード払い。

利用方法は、アプリからプランや乗車・降車場所を選択し、連絡先を入力。メールで登録情報を受け取り、確認後、クレジットカード情報を入力して申し込む。配車が確定するとメールが届き、目的地に到着した段階で決済が行なわれる。

2つ目は、MIRAI SAKE COMPANYによる、AIを使った提案型の観光拠点「日本酒観光案内バー(SAKE TOURIST INFORMATION BAR)」。場所はJR新潟駅構内CoCoLo新潟西N+ TABI BAR & CAFE/km-0 niigata lab内。期間は2月14日~3月15日まで。

10種の日本酒を飲み比べることでAIが味覚を判断し、一人一人に最適な日本酒製品や、飲食店などを案内。独自のアルゴリズムで12種類の日本酒味覚タイプに分類し、結果ごとに新潟駅周辺でラリー型の旅を提案する。これにより駅周辺の飲食店、酒販店の回遊を促進して地域を活性化する。

2019年12月にJR大宮駅で行なわれた実証実験での様子