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デルタ航空、身体能力を高める外骨格型パワードスーツ
2020年1月9日 00:00
デルタ航空は、空港で荷物などを取り扱う従業員の身体能力を高める外骨格型パワードスーツ「Guardian XO」をCES 2020で発表した。2020年第1四半期に一部の現場で試用し、従業員からのフィードバックを求めるとともに実用化を進める。
外骨格(エクソスケルトン)デバイスのSarcos Roboticsと提携。Guardian XOの目的は、従業員の身体能力を高め安全性を強化するためで、主に倉庫での貨物の取り扱い、整備部門Delta TechOpsでのコンポーネント移動、地上支援装置用の重い機械や部品の持ち上げなどでの利用を想定している。
このパワードスーツは、重いものを持ち上げるために作られ、重量の100%をオフロード(負荷分散)できるため、従業員の体への負担や疲労がなく、最大8時間、最大200ポンド(約90.8kg)を繰り返し持ち上げられるという。
着用者は、長時間にわたり「超人的な力」を発揮できるほか、力がない人でも作業できるようになるため、人材採用でもより幅広い人を集められるとする。
CES 2020会場では、タイヤを一人で持ち上げたり、大きなバゲージを2つ同時に持って移動するといったデモを行なっている。