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楽天、モバイルオーダー「Rakuten Ready」提供開始。上島珈琲店が導入
2019年12月20日 12:57
楽天は、事前注文・決済サービス構築のためのITソリューション「Rakuten Ready」を、店舗向けに提供開始。導入店舗は、楽天IDで利用できる事前注文・決済サービスを自社のサイトやスマートフォンアプリ上で構築可能。上島珈琲店等が12月20日より導入した。
Rakuten Readyは、自社でのシステム開発を行なうことなく、事前に注文と決済が可能なモバイルオーダーシステムを構築できるソリューション。ユーザーは、事前にサイトやスマートフォンアプリで注文・決済し、実店舗で商品を待ち時間なく受け取れる。
また、楽天IDを使ったキャッシュレス決済が利用可能。「楽天スーパーポイント」を貯めたり、支払いに使ったりすることもできる。
楽天はRakuten Readyのオプションとして、位置情報から到着時刻を予測して店舗に通知する機能を、スマホアプリに導入した事業者を対象に提供。これにより、店舗運営の効率化を図れるとしている。なおユーザー側が位置情報の提供に同意しない際には、この機能は利用できない。
「上島珈琲店」の4店舗、およびてんやを展開するテン コーポレーションが運営するとんかつ専門店「とんかつおりべ浅草店」が、12月20日から、スマートフォン用サイトにて導入。上島珈琲店の導入店舗は、御茶ノ水ワテラス店、三軒茶屋店、赤坂一ツ木通り店、青山店。いずれも位置情報から到着時刻を予測する機能は導入していない。
なお、Rakuten Readyは、楽天グループのRakuten Ready, Inc.が、米国において2013年より提供。4,000店舗以上の小売・飲食事業者に導入されているという。