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博多駅前のビル3棟を連続的再開発。西日本シティ銀行
2019年12月20日 12:45
西日本シティ銀行は、博多駅近くに保有する自社ビル3棟について、2028年までに連続的再開発を行なう。
博多駅周辺の再開発プロジェクト「博多コネクティッド」に賛同して行なわれるもので、同社保有の本店本館ビル(築48年)、本店別館ビル(築51年)、事務本部ビル(築40年)を順次、建て替える。本店本館ビルの意匠は、磯崎新アトリエの助言を得ながら一部移設・保存する。
福岡・九州の経済発展、活性化に貢献するため、老朽化ビルの機能更新を行ない、都市活力の向上を狙う。
また、防災・BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)強化、一時滞在施設の設置など、大規模災害への対応力を強化。光熱費等を抑え、環境負荷低減、コスト抑制などを図るほか、機能性、柔軟性の高いワークプレイスを構築することで、生産性の向上、先進性の確保を目指す。
再開発の対象地とスケジュールは下記の通り。
・本店ビル敷地:福岡市博多区博多駅前3丁目1番1号(敷地面積 5,226.75m2)
・別館ビル敷地:福岡市博多区博多駅前1丁目3番6号(敷地面積 2,945.86m2)
・事務本部ビル敷地:福岡市博多区博多駅前1丁目11番6号(敷地面積 3,293.85m2)
・2020年6月頃 現本店ビルの解体着手
・2022年7月頃 新本店ビル着工
・2025年2月頃 新本店ビル竣工
・2025年5月頃 別館ビル、事務本部ビルの解体着手
・2028年9月頃 別館ビル、事務本部ビル跡地の新ビル竣工
期間中、西日本シティ銀行本店営業部は、福岡市博多区博多駅前1丁目3番6号(同行福岡支店内に併設)に仮移転する。
博多コネクティッドは、博多駅を九州の陸の玄関口としてふさわしい賑わいのある街作りをするための取り組みで、地下鉄七隈線延伸や、はかた駅前通り再整備、交通基盤拡充などを行なう。容積率の規制緩和によって、耐震性の高い先進的なビルの建替えや、歩行者ネットワークも拡大。歴史有る博多旧市街地との回遊性を高め、都市機能向上を図る。
最近では、三菱地所による博多駅直結のオフィスビル、JR九州による福岡県庁舎敷地の再開発など、開発が盛んに行なわれている。