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スマホ決済連合「MoPA」、わずか10カ月で解散。LINE Payが方針転換

写真は6月27日のドコモ参画時のもの

「Mobile Payment Alliance」(MoPA)が解散する。MoPAは、LINE Pay、メルペイ、NTTドコモ、KDDIの4社間での業務提携で運営されるスマホ決済の加盟店アライアンスだが、この業務提携を解消し、活動を終了することで合意した。

MoPAは、LINE Payとメルペイが、サービスを利用する加盟店や利用者にとって利便性の高いモバイル決済サービスを目指し、3月に設立。6月にはアライアンスの趣旨・目的に賛同したドコモが、9月にはKDDIが参画していた。

独自の加盟店開拓に積極的なPayPayに対抗する、スマホ決済の連合としての展開が見込まれていたが、設立からわずか10カ月での活動終了となる。

提携解消の理由は、「LINE Payの今後のサービス方針転換」。

LINE Payとメルペイが主導してスタートしたMoPAだが、11月にPayPayを擁するヤフーと、LINEの経営統合が発表された。MoPAは、「MoPAの掲げる思想と齟齬が発生する可能性が大きいことから、4社で協議の結果、今後の活動を終了することに合意した」という。

なお、MoPAの業務提携解消後も、4社ともにキャッシュレス推進協議会が策定するコード決済の統一仕様「JPQR」には引き続き参画。LINE Payでは、MoPAの活動を通じてMPM方式のJPQR対応を予定していたが、今後は自社でのMPM方式対応を行なっていく。