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NAVITIME SDK、検索した事前確定運賃・ルートをタクシーのナビと共有
2019年12月19日 12:59
ナビタイムジャパンは、法人向け開発キット「NAVITIME SDK」にて、タクシーの事前確定運賃に対応したルート検索に対応した。配車アプリでのルート確定からタクシー乗務員のナビゲーションまでワンストップで提供する。
NAVITIME SDKは、NAVITIMEやカーナビタイムなど、ナビタイムジャパンが個人向けサービスで提供する地図表示機能と、目的地までのルート検索、音声ナビゲーション機能をSDK(Software Development Kit)として提供する法人向けサービス。
事前確定運賃は、配車アプリ等でユーザーが選んだ出発地から目的地までのルートの走行距離と推計所要時間等を踏まえてタクシー運賃を算出し、乗車する前に運賃を確定させる仕組み。複数の交通手段を一括して利用・決済するMaaSの普及にもつながると期待されている。
事前確定運賃に対応したルート検索は、利用者用のスマホ配車アプリ等で出力した、出発地から目的地までのルート検索結果を、乗務員用のカーナビアプリで再現し、ナビゲーションまでをワンストップで提供できる機能として開発。
ナビタイムジャパンのクラウドのデータベースを介することで、独自ノウハウによりルート形状をそのまま引き継げるため、利用者の検索したルートをそのまま乗務員用のアプリで正確に再現可能としている。道路規制情報にも対応し、事前確定したルート上に道路規制が発生した場合も、その規制を回避した上でナビゲーションできるという。
これにより利用者は、事前に指定した通りのルートで目的地へ行けるため安心でき、乗務員は、ナビゲーションの指示通りに走行するだけで事前に指定されたルートを守れるため、より安全に業務を行なえるとしている。利用者とのやり取りや、確認の手間が省けるため、タクシーの回転率の向上も見込まれる。