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地銀でtotoが買える。じぶん銀行アライアンス
2019年12月19日 15:00
じぶん銀行は、地方創生に向けた「じぶん銀行アライアンス」を立ち上げ、地銀と協力していく。第1弾として「じぶん銀行toto」サービスを提携金融期間に展開し、2020年5月から常陽銀行と十六銀行、8月には北海道銀行の口座でスポーツくじ「toto」の販売が可能になる。
じぶん銀行は、サッカーの試合結果を予想するスポーツくじ(toto・BIG)を同行の口座で購入できる「じぶん銀行toto」を展開している。このシステムを「提携金融機関向けtotoサービス Powered by じぶん銀行 toto」として地銀に開放することで、地銀の口座所有者がtotoを購入できるようになる。第1弾として、常陽銀行と十六銀行、北海道銀行の3行が参加する。
提携地銀の利用者は、プラットフォーム上でくじを購入可能で、代金は銀行口座で即座に決済される。申し込みから利用までがネットで完結可能で、普段使っている口座がそのまま活用できることが特徴。
現在、地銀でtotoを販売している会社はなく、地銀各行においては、自社の口座で個人向けサービスが展開できる。
じぶん銀行としては、自行の口座開設なく利用できるサービスとなるが、プラットフォームの利用料や手数料の一部を地銀から徴収する。
また、同アライアンスを、KDDIグループが進める地方創生、地域経済の活性化の取り組みと位置づけ、「totoは第1弾」(同社)という。今後じぶん銀行の他のサービスも提携金融機関と相談しながら導入を進める計画で、住宅ローンやFX、さらに銀行の商品と重複しない競馬(即PAT)などが有力という。また、KDDIグループのauカブコム証券との連携などもこのアライアンスで検討していく。
第一地銀の各行にはアライアンスの加盟提案を行なっており、今回の3行に加え、2行が参加に合意しているとのこと。じぶん銀行では、「BaaS(Banking as a Service)的な展開は想定している」としており、利便性の高いバンキングサービスを地域金融機関に提供することで、地方創生と地域経済の活性化を目指す。