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KDDI、皇居ランナーズスペースに無人店舗。フォーム自動解析も
2019年12月18日 19:49
KDDIは、皇居ランナー向けランナーズスペース「Run Pit by au Smart Sports」において、ランニングフォームの自動解析とランナーズスペース無人化の実証実験を実施する。期間は12月18日から2020年3月31日。
Run Pitは、KDDIと毎日新聞社が運営する皇居ランナー向けランナーズスペース。所在地は東京都千代田区一ツ橋 パレスサイドビル1階。営業時間は平日が7時から22時、土日祝が8時から18時。
実証実験は、KDDIがSportip、edison.aiと共同で実施。Sportipがランニングフォームの自動解析(Running Form Analyzer)、edison.aiが無人ショップを提供する。
Running Form Analyzerは、ランニングマシンで走る様子を備えつけのタブレット端末にて1分間撮影するだけで、Sportip独自の画像解析技術(Sportip AI)により、歩幅や一歩にかかる時間などからランニングフォームの解析結果として表示。一人一人の走り方の特徴に応じたランニングシューズの推薦、専門家からのトレーニング指導がその場で受けられる。
また実証実験中は、Run Pitにて、フランスのアウトドアスポーツブランド「SALOMON」のランニングシューズを無料で貸し出すため、ユーザーは推奨されたシューズを試し履きしたまま皇居ランできる。
無人ショップは、商品解析に強みを持つedison.aiの画像解析技術を使用。ユーザーがスマホでQRコード認証して入店、商品を手に取り店舗を出るだけで、事前に登録したクレジットカードで支払える。これにより、新しい購買体験の提供と、ランナーズスペース無人化による施設の運営効率化を図る。
今後は、5Gの活用も視野に入れ、リアルタイムで高精度なトレーニング指導や、無人での商品購入に加え、受付などの無人化を進め、トータルでランナーズスペースの運営高度化を目指す。
また、実証実験の体験の場とあわせて、皇居ナイトランイベントを12月26日19時30分から21時30分まで開催する。SALOMONアンバサダーのヤハラリカさんと皇居ランを実施し、休憩中はスマートグラス「nreal light」を活用したARシューティングゲーム「Zombie bomber AR」が体験できる。参加条件はRun Pitの月額会員、都度会員であること。特設サイトからの申し込みが必要。