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死後の連絡や事務費用管理を手助けする「おひとり様信託」。三井住友信託

三井住友信託銀行は、“おひとりさま”向けに、万が一の時の身の回りのこと(死後事務)をサポートする「おひとりさま信託」の取扱いを開始した。日本橋営業部、新宿支店、新宿西口支店で先行して受付を開始し、順次、拡大する。

単身者や身寄りのない人、家族と離れて暮らす人など、相続の発生時に身の回りのことを親族に頼れない人に向けた信託サービス。一般社団法人安心サポートと連携し、三井住友信託の信託機能と死後の身の回りのことに対する実務を融合させ、サポートする。

おひとりさま信託では、契約時に身の回りのことに対する希望を記載した「エンディングノート」を預け、契約中はSMSで安否確認を実施(2020年4月以降にスタート)。遺言代用機能で、死後の事務の費用支払や寄付(遺贈)ができる。また、葬儀や埋葬、デジタル遺品の消去、家財整理、不法連絡、ペットの託し先への搬送などの死後の身の回りのことは、依頼にもとづき社団法人安心サポートを紹介する。

最低預入額は300万円以上。信託報酬として新規設定時に3.3万円(税込)と信託終了時に11万円もしくは契約期間(年)×6,600円の支払いが必要となる。