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2.5万円のテープカッター。コクヨが柳宗理作品復刻

ROTARY TAPE DISPENSER 復刻版(左)とオリジナル(右)

コクヨは、プロダクトデザイナー 柳宗理氏が手がけたテープカッターの復刻版「ROTARY TAPE DISPENSER(ロータリーテープディスペンサー)」を2020年2月25日より発売する。価格は25,000円。

ROTARY TAPE DISPENSER 復刻版

「ROTARY TAPE DISPENSER」は、柳宗理氏により1960年代にデザインされたテープカッターを柳工業デザイン研究会の監修のもと、コクヨが再現した復刻版。オリジナルを3Dスキャンし、試作と修正を繰り返して忠実にデザインを再現したという。

オリジナル

復刻にあたり、新たにコクヨの技術を付加することで使いやすさをアップグレード。刃の部分にはコクヨ独自の「カルカット刃」を採用し、切れ味が軽く、テープの切り口もまっすぐ仕上がる。

復刻版はカルカット刃を採用
取り外し可能で、刃を交換できる(復刻版)
オリジナルは刃が山形になっており、テープを切る感覚は引きちぎるようなイメージとのこと

本体が360度回転するロータリー式機能は、オリジナルの設計を見直し、よりスムーズに回転できるようになっている。

ロータリー式機能イメージ
台座の下には滑り止めが付いている
台座の文字も再現(復刻版)
台座の文字(オリジナル)

外形寸法は115×157×135mm。重量は2kg。材質は本体がメラミン樹脂、リールがアルミ鋳物、ベースが鉄鋳物。対応テープは大巻き(幅24mm、外径100mmまで)。

パッケージ

ポップアップショップ SORI YANAGI ROTARY TAPE DISPENSER RELEASE EXHIBITION「TOOLS TO HAND(s) ON - 継がれるもの/使われるもの -」を12月18日から2020年1月15日まで、原宿「THINK OF THINGS」にて開催。そこで先行予約を受け付ける。

ポップアップショップでは、試作品も展示