ニュース

東京港の新横断橋と海底トンネルは「海の森大橋」「海の森トンネル」

東京都と国土交通省は、東京港において、円滑な物流機能を確保するため、中央防波堤地区と有明地区を結ぶ海底トンネルの名称を「東京港海の森トンネル」(愛称 海の森トンネル)に決定。中央防波堤内側埋立地と外側埋立地とを結ぶ水路横断橋を「海の森大橋」に決定した。

東京港では、青海縦貫線等において、コンテナ車両等の集中により、交通量が容量を大きく上回り、渋滞が頻発しているという。また、現在、中央防波堤地区では新しいコンテナターミナルの整備が進み、今後コンテナ車両等の更なる増加が見込まれる。

このため、中央防波堤地区と有明地区を結ぶ海底トンネルや水路横断橋など接続道路の整備を進めている。なお、海の森トンネルは、東京2020大会の際には関係者輸送ルートとしての活用も想定されている。

国土交通省では、この海底トンネルと水路横断橋の名称案について、8月28日から9月30日の期間で一般公募を実施。応募件数は海底トンネルが延べ1,770件、水路横断橋が延べ430件としている。

名称の選定理由は「読みやすい文字で構成されており、末永く、多くの人々親しまれ、愛されることが期待できる」とする。また、海の森大橋は、「海の森水上競技場のシンボルとなる橋の立地特性をとらえており、橋の規模もイメージしやすい」とし、海の森トンネルも立地性がはっきりし、受け入れやすいとしている。

海の森トンネルについては、今後、名称当選者の表彰式と応募者特典の現場見学ツアーを予定している。