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契約書に押印するロボット。デンソーと日立

契約書をめくってハンコを押すロボットが登場した。デンソーウェーブと日立キャピタル、日立システムズの3社は、オフィス向けロボティクスソリューション「RPA&COBOTTA オフィス向け自動化支援」を開発した。2020年3月からの提供を予定しており、12月18日から東京ビッグサイトで開催される「2019国際ロボット展」に出展する。

デンソーウェーブによる人協働ロボット「COBOTTA」が書類に捺印し、書面を電子化する一連の業務を自動化するシステム。業務のオートメーション化による省力化を目指す「RPA」が注目されているが、PCやシステムの領域に限られ、「人的作業」での導入は進んでいないとする。今回の取り組みでは、捺印や電子化といった人的作業部分を「COBOTTA」が担い、業務効率化を推進する。

日立キャピタルはサービス提供窓口となり、基本プログラム(書面電子化・押印)と顧客ニーズに沿ったプログラムを内蔵したCOBOTTAの初期設定費用や保守メンテナンスをパッケージ化し、月額サービスで提供する。RPAツールの初期設定や保守、運用サポートは日立システムズが担当する。