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自分で撮影できない“空間自撮り”を実現。東急プラザ渋谷「AIR FINDER」
2019年12月3日 13:32
NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、日建設計と共同で開発した新たな写真撮影サービス「AIR FINDER」を開始する。12月5日に開業する「東急プラザ渋谷」の18階屋上広場で体験でき、屋上のカメラを使った“自分では撮れない自撮り”を実現する。
AIR FINDERは、商業施設に設置した4Kカメラを利用者がスマートフォンなどを使って遠隔でシャッターを切って撮影するサービス。
「東急プラザ渋谷」の18階屋上広場に撮影スポットを設置。スマートフォンからQRコードで専用サイトにアクセスし、遠隔にあるカメラを操作して撮影できる。撮影した写真は、すぐにスマートフォンにダウンロード可能。
自撮りでは綺麗な撮影が難しい、渋谷のスクランブル交差点から新宿の高層ビル群までがすべて収まる広い画角での写真を撮れるという。東急プラザのバスターミナルで投影している映像ともリンクし、撮影された写真の一部がバスターミナルの壁面に投影される。
AIR FINDERは、NTT Comが展開しているカメラシェアリングサービス「PaN」を活用し、大型施設や公共空間で多数のデザイン実績を持つ日建設計と共同で開発。PaNは、商業施設やイベント会場に設置されたカメラを利用者がシェア(共用)できるサービスで、自分では撮れないアングルからの自撮り(セルフィ―)や、背景を合成した自撮り、ARキャラと一緒の自撮りなどの体験が可能。AIR FINDERは、日建設計のノウハウを活かし、「都市空間での体験をより魅力的に切り取る写真撮影サービス」として展開する。
日建設計は、カメラを設置する空間の「見せ場」を細部にわたりデザインし、最適な構図で写真が撮れる空間をプロデュース。利用者は、実空間を楽しむだけでなく、その瞬間を写真に切り取って楽しめる。イベントや季節に合わせたオリジナルのフォトフレームの合成などにも対応する。
また、AIR FINDERでは、個人情報に相当しない匿名の撮影データをAIが解析し、推定される年齢や性別、グループの人数などの属性を取得できる。撮影した時季や時間帯、イベントの情報などのデータとかけ合わせて分析し、マーケティングに活用できるとする。
また、「決まった場所で撮影する」というサービスの特徴を生かし、撮影空間そのものを新しい広告媒体として活用可能。イベントと連動したフレームや、広告を合成した背景を作れるほか、写真をダウンロードするWebページも広告やキャンペーンの告知に利用できるという。