池袋のまちなか交流バス「IKEBUS」、路線運行開始

池袋の主要スポットをつなぐ電気バス「IKEBUS」が、11月27日より運行開始する。駅・公園・Hareza池袋をはじめとする商業施設など、決まった路線を運行するまちなか交流バス。運行会社はWILLER EXPESS。

IKEBUSは、池袋エリアにおいて、街に点在するスポットをシームレスにつなぐ移動装置としての役割を担う電気バス。行動範囲の拡張と回遊を促すことで街に活気とコミュニケーションを生み、豊島区内外の人々の移動をサポートして文化をつなぐことにより、さらなる賑わいの創出を図る。11月2日より貸切運行を開始していた。

27日から開始する本運行では、池袋駅を中心とした東西を結ぶ2つのルートを設定。池袋駅東口を出発し、サンシャインシティを中心に豊島区役所、南池袋公園等を経由する1周約38分のAルートと、池袋駅西口(北)を出発し、池袋駅西口(中央)とHareza池袋、サンシャインシティを結ぶ1周約35分のBルートで、停留所は2つのルート合わせて11カ所に設置。

便数はAルートが30便、Bルートが32便。10時から19時50分まで(池袋駅発時刻)曜日を問わず、毎日20分間隔で運行する。

1回ごとの乗車運賃のほか、3時間券・1日券・2日券などの券種も販売する。価格は1乗車200円、3時間券が300円、1日券が500円、2日券が800円。子供・高齢者・障害者料金は3時間券が100円、それ以外は通常の半額。

IKEBUSの車両は、1台ずつ手作りされており、ベースとなるカラーに「IKEBUKURO RED」という、オリジナルの赤色を使用。遠くからでもパッと目を引くことを狙いとしている。電気バスのため排ガスゼロであるとともに、車いすの人も利用しやすい電動式リフトを装備している。

乗車定員は22人(乗務員込み)。最高速度は時速19km。外形寸法は5,165×2,105×2,710mm(全長×全幅×高さ)。