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Twitter、迷惑な返信を非表示にする機能を正式公開
2019年11月25日 12:05
Twitterは、自分のツイートへの返信を非表示にする機能を正式公開した。
Twitterでは、返信した人が話題や議論のトーンを変えたり、話を脱線させることができてしまう。新機能は自分の始めた会話を、管理しやすくするためのもの。9月から日米、カナダでテストを行なっていたが、会話の管理に有効と確認できたことから、全世界で正式公開した。
新機能では、自分のツイートへの返信を非表示にできるようになる。隠された返信は、ワンタップで再表示でき、返信を読んだりアクションすることも可能。会話は管理しやすくなるが、他の人も引き続き会話全体を見ることができるという。
また、Twitterでは今回のテストによる以下の知見も公表している。
- ほとんどのケースで、無関係な内容や当初の趣旨から逸脱した返信、もしくは迷惑・面倒な返信を非表示にしている
- この機能は不必要な発言を遮断する新しい方法として利用されており、返信を非表示にした人の85%はブロックやミュートの機能は使用していない
- 政治家やジャーナリストなどは、これまでのところ、あまり返信を非表示にしていない
- カナダでは、ツイートを非表示にされた人の約27%が、相手とどのようにやり取りすべきか考え直すと回答。また、この機能がキーワードのミュート機能と同じように、目にするものの管理に役立つとも考えている
- 返信を非表示にした後で、さらなるアクションを取りたいと考える人がいることもわかった。Twitterは今後、その返信相手をブロックしようとしているかも注視していく
- 非表示にしたことを示すアイコンがツイートに表示されたままなので、報復を恐れて返信をそのままにしておくという人もいた。これについてはさらにフィードバックを集める予定
Twitterは、まもなく返信の非表示機能が使えるクライアント環境を提供予定。これにより、開発者はさまざまな会話管理ツールを構築できるようになる。今後も会話に関して新たな管理機能やルールの明確化に取り組んでいく。