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伊豆半島の観光型MaaS第2弾、エリア拡大し、Webベースで操作・運用性向上
2019年11月20日 15:22
東急、JR東日本、ジェイアール東日本企画は、伊豆半島にて4月から実施している「観光型MaaS」の実証実験「Phase 2」を12月1日から実施する。新たにWebブラウザベースのシステムを採用したほか、繁体字対応やデジタルパスの拡大などを図り、伊豆半島内の旅のバリエーションを拡大する。期間は12月1日から2020年3月10日までの101日間。
伊豆半島における観光型MaaS実証実験は、鉄道、バス、AIオンデマンド乗合交通、レンタカー、レンタサイクルなどの交通機関を、スマホで検索・予約・決済し、目的地までのシームレスな移動を実現する交通統合型サービスを目指したもの。
4月から6月に実施したPhase 1は、専用アプリ「Izuko」を使ったが、ダウンロードの手間や操作性、エリア限定性、運用性などに課題を残したという。そこで、Phase 2では、Izukoの基幹部分をWebブラウザ型に切替え、操作性や運用性を改善した。加えて、JR伊東線(熱海駅~伊東駅)区間などのサービスエリア拡大、デジタルチケットの商品メニュー拡大を行なう。実装を見据え、伊豆の多客期(2~3月)にあわせて実験する。
システムの一新のほか、対応言語も、日本語、英語に繁体字を追加。デジタルパスも拡大し、デジタルフリーパスは6種類(従来は2種類)、デジタルパスは14種類(同7種類)、オンデマンド交通停留所27カ所(同16カ所)。
フリーエリアにJR伊東線(熱海駅~伊東駅)の区間が加わったほか、熱海市内のバス乗り放題チケットなど新たに4種類が加わった。デジタルパスは、「アカオハーブ&ローズガーデン」や「伊豆・三津シーパラダイス」など新施設などが追加された。観光体験チケットなども展開する。
下田市中心部のAIオンデマンド乗合交通も運行範囲が大幅に拡大。観光施設、行政機関、病院、宿泊施設など27カ所の停留所で運用する(Phase1では16カ所)。また、地元住民向けに、自宅のテレビでの配車予約を試行する。
その他、経路検索では、鉄道、バスに加え、飛行機、船舶が検索対象に追加されている。