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「Grab」日本上陸。JapanTaxiで訪日客向け配車サービス
2019年11月18日 19:15
タクシーアプリ「JapanTaxi」は、イギリス・シンガポールに拠点を置くモビリティマーケットプレイス Splyt Technologiesと協業し、東南アジアで展開する「Grab」アプリユーザーへの配車サービスを、11月19日から提供開始する。東南アジアからの訪日客は、Grabアプリの操作で、JapanTaxiアプリに加盟するタクシーを呼べるようになる。
Grabアプリとの連携は、東南アジアからの訪日客が堅調に伸びている中で、2020年に向け日本のタクシー会社への送客を強化すると共に、日本のタクシーのグローバル対応を進めることが目的。
Grabは、東南アジアのスーパーアプリの1つで、シンガポール・インドネシア・フィリピン・マレーシア・タイ・ベトナム・ミャンマー・カンボジアの8カ国で展開。ダウンロード数は1億6,300万、対応する運転手や商店などは900万以上で、交通サービスにおいては、2012年の創業以来、合計乗車数40億回以上になるという。
今回の連携では、シンガポール、マレーシア、フィリピンのユーザーが、Grabアプリでのタクシー配車依頼が可能。エリアは、東京都・京都府・札幌市・名古屋市・沖縄県の5エリア(36社・13,620台)からスタートする。
アプリ上で目的地入力を行なうため、乗車後に目的地の住所を聞くやりとりが不要。また決済方法は車内でのネット決済となるため、車内での支払いにまつわるコミュニケーションコストがかからないこともメリットに挙げる。
そのほか、2018年からスタートした海外連携の実績を踏まえ、待ち合わせ番号の導入など、タクシー乗務員の負担を軽減する仕様を目指したとしている。
JapanTaxiでは今後もインバウンド対応に重点を置いた海外連携を強化し、乗客・タクシー会社双方の負担にならない形でのマッチングを目指す。