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函館駅前の複合商業施設「HAKOVIVA」が12月1日オープン
2019年11月13日 15:26
大和ハウス工業は、函館駅前の複合商業施設「HAKOVIVA(ハコビバ)」を12月1日よりオープン。函館駅から徒歩1分に位置し、防災医療拠点としての機能ももつ複合商業施設。客室261室のホテル、19の店舗が入居する(最大24店舗入居予定)。
HAKOVIVAは函館の「HAKO」とイタリア語で万歳や歓声を表す「VIVA」を組み合わせた造語。函館市民をはじめとする日本や世界の人々が集い、交流し、皆に幸せを「運ぶ場」として新しい文化を創造していくという。
外観は「和洋折衷建築物」として発展してきた函館独自の精神を取り入れ「和」「洋」「クラシック」「モダン」を組み合わせ、函館の街並みと調和するよう配慮したという。函館駅など周辺環境との一体性も考慮されている。
所在地は北海道函館市若松町12-8。敷地面積は9,887.51m2の地上11階建て(ステーションサイド)。延床面積は合計13,483.47m2。
店舗棟の「スクエアサイド」、ホテル棟がある「ステーションサイド」、カフェ棟の「ゲートサイド」からなる3つのエリアで構成。施設中央にはシンボルツリー(ヒムロスギ)がある交流広場「ハコビバスクエア」も設置され、函館駅前広場などと連携したイベントなどを開催して函館駅前の活性化を図る。
スクエアサイドの1階には昭和の函館の街並みを再現した「函館駅前横町」が設置され、北海道や函館を代表する店舗18店が入居している。2階にはフィットネスクラブ「GOLD’S GYM(ゴールドジム)」が函館市初出店。出店店舗数は現在調整中のため今後変更される可能性もある。
ステーションサイドには261室の客室を持つ「ラ・ジェント・ステイ函館駅前」がオープン。グループ宿泊に対応した4名宿泊のデラックスファミリーツイン(16室)、函館の海を眺望できるプレミアムツイン(6室)、函館山の景観が望めるスイートルームなどが設置されるほか、一部の客室(4室)は家具・家電付きのサービスアパートメントとし、インバウンドの長期滞在観光にも対応する。
ホテル内には天然温泉の大浴場や道南の食材を使ったレストラン、バーも設置される。
防災医療拠点としては札幌に次ぐ2棟目のER施設となり、災害時に施設内の避難スペース、設備機器、備蓄物資を提供するという。陸路が寸断された場合でもステーションサイド屋上に緊急救助用のホバリングスペースが設置され、物資搬入や負傷者搬出が可能になっている。