セブン銀行、次世代ATMの本人確認機能で非対面口座開設

セブン銀行は、9月より設置を開始した次世代ATM「ATM+」に搭載した顔認証機能、本人確認書類の読み取り機能を活用した、非対面での口座開設の受付実証実験を10月28日より開始した。

次世代ATM「ATM+」

ATM+には、書類読み取り機能のほか、人物撮影用のカメラが搭載されており、写真付き本人確認書類と本人の容貌画像のマッチングによる本人確認が可能。実証実験では、運転免許証や、ユーザーの顔の撮影による本人確認手続きをスムーズに行なえるか、またユーザーの利便性や口座開設業務のコスト削減効果等を検証する。

実施期間は、10月28日から12月20日。実施場所は、セブン銀行本店 丸の内 共同出張所 ATM、セブン-イレブン丸の内センタービル店 共同出張所 ATM、セブン銀行 新宿歌舞伎町コーナー 共同出張所 ATM(10月31日から)。申し込み口座はセブン銀行口座。対象は、セブン銀行口座を持っておらず、日本国籍と運転免許証を持っている人。

手続き方法は、ATMからの手続きとWebからの手続きの2種類。ATMからの手続きでは、ATM画面から開始し、本人確認手続き後、利用明細表のQRコードをスマホで読み取り、遷移した専用Webサイトでユーザーの情報を入力する。Webからの手続きでは、スマホから専用Webサイトでユーザーの情報を登録後、表示されたQRコードをATMに読み込ませて本人確認手続きを行なう。デビットサービスやローンサービスは別途申込みが必要。

ATMからの手続き

Webからの手続き

なお、今回の実験は、犯罪収益移転防止法改正で認められた本人確認の実用化を目指して検証するもので、今回の口座開設手続きにおける本人確認は従来通り本人限定郵便等を活用して実施する。