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タクシーアプリ「S.RIDE」、3単語で目的地設定の「what3words」対応
2019年10月18日 13:46
タクシーアプリの「S.RIDE」を展開するみんなのタクシーは、位置特定サービスを提供する英what3wordsと提携した。この提携により、S.RIDEアプリに住所を入力する代わりに、3つの単語を入力するだけで目的地を設定できるようになる。
「what3words」は、世界を57兆個の正方形に分割し、3つの単語でその住所を表す位置情報テクノロジー。例えばみんなのタクシーの本社「東京都台東区台東1丁目24-2」の代わりに、「がんばり。のきした。ちゅうび」と3つの単語を入力するだけで目的地を設定できる。
また、3つの単語で「3m四方」の位置情報をピンポイントで指定できるため、建物、ショッピングモールや公園の入口、通りの角などの特定の場所での乗車・降車に対応。例えば、「タクシーが到着したらビルの裏口で表口まで徒歩」といったことを防げ、「ビルの表口」をピンポイントで指定できる。
みんなのタクシーは、都内タクシー会社5社(グリーンキャブ・国際自動車・寿交通・大和自動車交通・チェッカーキャブ)と、ソニー、ソニーペイメントサービスの合弁企業。タクシー会社5社が保有するタクシー車両は都内最大規模の1万台超となる。
みんなのタクシーは、今年度内にAI技術を用いた需給予測サービスなど、サービス拡充を予定。様々な事業領域で強みを有するパートナーとの連携を推進していくという。
なお、ソニーは2018年にコーポレートベンチャーキャピタル、Sony Innovation Fundを通じてwhat3wordsに出資している。