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大手町の三井開発街区名称は「Otemachi One」に決定

「Otemachi One」外観イメージ

三井物産と三井不動産は、千代田区大手町1丁目2番地区にて共同で推進している「(仮称)OH-1計画」の街区名称を「Otemachi One」に決定した。

(仮称)OH-1計画は、敷地面積約20,900m2、延床面積約358,700m2の街区に、地上39階、地下5階建、高さ約200mの「Otemachi One タワー」と、地上31階、地下5階建、高さ約160mの「三井物産ビル」の2棟で構成。オフィス、ホール、カンファレンス、商業店舗、ホテル、大規模緑地広場を備える、大手町エリアでは最大級の開発としている。

地下2階では、東京メトロ千代田線「大手町」駅のコンコースに直結し、その他丸ノ内線、東西線、半蔵門線、都営三田線の計5路線が利用できる。

街区全体の名称を「Otemachi One」とし、高層階に「フォーシーズンズホテル東京大手町」が入居する日比谷通り側の建物がOtemachi One タワー、三井物産の新本社となる皇居側の建物が三井物産ビルとなる。2020年2月竣工予定。

Otemachi One 街区全体

Otemachi Oneの名称には、様々な人や才能が集まり融合し、大手町「一丁目」から世界に向けて新しい価値を発信し続ける「オンリーワン」の街としていく想いを込めたとしている。ロゴマークでは、様々な色の「1」が合わさり新たな光を生むデザインを表現している。

Otemachi One ロゴマーク

敷地の西側には、皇居の緑や将門塚とも連なる約6,000m2の緑豊かな広場空間「Otemachi One Garden」(2022年完成予定)を整備。地域固有の在来種を用いた樹木や水辺空間を形成し、憩いと潤いの場を創出するという。多様な屋外イベントが開催できる広場空間としている。

Otemachi One タワーのオフィス空間は、基準階専有面積が約3,730m2とエリア最大級のフロアプレート。最大で8つの専用受付・専用ロビーが設置可能な天井高約10mのエントランスロビーを設置。Otemachi Oneワーカー専用のサービススペースとして、専用食堂、フィットネス、カンファレンス、託児所なども開設する。

専用食堂イメージ
専用フィットネスイメージ

Otemachi One タワー高層部に入居するフォーシーズンズホテル東京大手町は、最上階39階に高さ約180mからの眺望を望むレストラン、バー、プール付きのスパを設置。3階には結婚式や大規模なミーティングも可能なボールルームと会議室も備える。部屋数は193室。2020年7月開業予定。

地上3階にはVIP専用の車寄せを完備し、4つの専用エレベーターにより各フロアにスムーズに繋がり、「フォーシーズンズホテル東京大手町」まで専用動線にて移動できる。ホテルとの連携サービスも実施し、エグゼクティブラウンジの貸切や、オフィス専有部へのケータリングサービス、ランドリーサービスも利用できるという。

VIP車寄せイメージ

三井物産ビル低層部には多目的ホール「大手町三井ホール」を配置。約700m2のホールと約380m2のホワイエで構成。国際会議や企業の商品発表会、音楽ライブなどエンターテイメントのイベントなど、様々な用途での活用が可能。ビジネス交流・国際交流の促進および文化・芸術の発信の新たな拠点としている。

大手町三井ホール(平土間形式)イメージ
大手町三井ホール(シアター形式)イメージ

地下鉄のコンコースと直結する地下には、商業エリア「Otemachi One Avenue」を開設。多様な飲食店に加え、皇居ランに便利なランニングステーション、クリニックモールといったサービス店舗など約30店舗が開業する。

Otemachi One Avenue イメージ
2層吹き抜けエリアイメージ

各オフィスフロアのトイレの空室状況を把握するシステムや、商業店舗の待ち列をカメラが検知・分析し、待ち時間を通知するシステム、ワーカー専用施設の予約などといったITサービスも提供するとしている。