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Rakuten Fasionはブランドとともに成長。有識者会設立
2019年10月15日 20:06
楽天は、ファッション領域における新構想「Rakuten Fashion」において、有識者会を設立することを10月15日に発表した。
有識者会のメンバーはGINZA 元編集長の中島敏子氏、Numero TOKYO編集長でファッション・ディレクターの田中杏子氏、スタイリストの熊谷隆志氏の3名。
有識者会を設立し、ファッション領域におけるプロフェッショナルの知見やアドバイスを得ることで、サイトデザインやユーザーコミュニケーション等の強化に取り組むとしている。
今後、各アパレル企業とも意見交換を行なうなど連携し、楽天の事業ノウハウと、ファッション業界有識者の知見、アパレル企業のビジネス・ソフト両面のノウハウを生かし、UI/UX改善やサービス開発などを含めたプラットフォーム運営に反映していく仕組みの構築を進める。
楽天 三木谷社長は、Rakuten Fasionでは、1億人規模の楽天会員データとAIを利用し、市場予測やトレンド分析したデータをファッションブランド側にフィードバックすることで、効率的な物流を提供。また、楽天ペイや楽天ポイントを活用し、ECだけでなく実店舗への送客も積極的に行なっていくとした。
発表会では、ゲストとして、中島敏子氏、マッシュホールディングス 代表取締役社長の近藤広幸氏、ジュン 代表取締役社長の佐々木進氏が登壇。
楽天は、冠スポンサーとして「Rakuten Fashion Week TOKYO」を10月20日まで開催している。この活動について、近藤氏と佐々木氏は、ファッション業界に対する本気度を感じるとした。楽天は今後、ファッション業界を目指す若手が参加するコンテストの開催など、若手の支援なども検討しているという。
アパレル企業と連携するRakuten Fasionが、ファッション系ECサイトの大きな柱に加わることで、従来、百貨店などが競争することで構築してきた、「ブランドのため、利用者のためを思ったルール」などがECでも構築できる見込みがあるという。「ブランド企業がブランドとファンの両方を守りながら商売できるECデパートになることを願っている」と近藤氏は述べた。