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八重洲再開発、45階の大規模施設。日本橋川沿いエリア

高層部のデザイン

東京建物と東京ガス不動産は、中央区八重洲一丁目において推進する再開発事業について、地上45階の大規模施設等を整備する工事に、2025年度に着工することを発表した。

位置図

同事業は「(仮称)八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」、両社は同再開発準備組合の一員。

計画地は東京都中央区八重洲一丁目1番他で、東京駅日本橋口至近に所在し、地下鉄日本橋駅に直結する立地。日本橋川沿いエリアの連続的な水辺空間と歩行者ネットワークの整備、および国際競争力の強化に資する金融拠点の形成を目指す。

水辺空間については、地上レベルからも2・3Fレベルからも水辺を楽しめる重層的な広場空間、および日本橋川沿い5地区が連携して整備する日本橋川沿いの水辺空間の入口となる約1,000m2のゲート広場を整備。

広場空間 イメージ
ゲート広場 イメージ

歩行者ネットワークについては、東京駅、地下鉄大手町駅と地下鉄日本橋駅を接続する地下通路の一部区間を整備。また、東京駅および地下鉄日本橋駅から日本橋川沿いへと向かう地上、地下、デッキレベルの歩行者ネットワークと縦同線を整備する。そのほか、区道272号線および区道13号線の再整備が行なわれる。

街並み イメージ
水辺空間と歩行者ネットワークの整備イメージ

さらに、「首都高地下化ルート」および「事業スキーム(案)」を踏まえ、首都高地下化の実現に向けた各種協力を実施する。

首都高地下化の取組みへの協力内容

金融拠点の形成については、商談やビジネス交流、アフターコンベンションといったビジネスシーンで快適に利用・滞在できる施設整備を目指す。

防災対応力も強化。災害発生時における帰宅困難者に対し、屋内の受入スペース(合計約1,400m2、約850名受入可能)、屋外の一時待機場所(約1,500m2)、防災備蓄倉庫(約150m2)を整備する。

計画地全体の敷地面積は約9,260m2。南街区と北街区があり、南街区は約7,560m2、地上45階、地下5階、高さの限度235m。北街区は約1,700m2、地上2階、地下1階、高さの限度20m。用途は事務所・店舗・宿泊施設・駐車場・店舗等。2025年度着工、2030年度南街区竣工、2035年度北街区竣工を予定する。