ニュース
Surfaceが一新。2画面Androidの「Duo」や「Surface Pro X」など
2019年10月3日 15:35
米Microsoftは2日、ハードウェア「Surface」シリーズの新製品発表会をニューヨークで開催した。従来のSurfaceシリーズの強化だけでなく、Androidを搭載した2画面スマートフォン「Surface Duo」や、2画面PCの「Surface Neo」など、全く新しい製品も登場した。
ここでは発表会に登場した新製品の概要を簡単に紹介する。詳細については、PC WatchをはじめWatchシリーズ各媒体で紹介しているほか、現地レポートも各誌で順次掲載していく。
発表された主な製品
・Surface Pro 7
・Surface Laptop 3 13.5インチ
・Surface Laptop 3 15インチ
・Surface Pro X
・Surface Earbuds
・Surface Neo
・Surface Duo
このうち、Surface Pro 7、Surface Laptop 3(13.5インチ、15インチ)は10月3日より予約受付を開始し、10月23日に発売。Surface Pro 7は99,800円~、Surface Laptop 3 13.5インチは126,800円~、15インチは144,800円~となる。
新プロセッサ搭載のSurface Pro Xは日本発売予定だが、日本展開は後日発表。Surface Earbudsと、Surface Neo、Surface Duoの日本展開は未定。
Surface Duoと Surface Neo
Windowsのマイクロソフトから、Androidを搭載した2画面スマートフォン「Surface Duo」が登場する。2つの5.6型ディスプレイをつなぎ合わせて、折りたたみも可能となっている。2020年の年末商戦に発売予定(日本は未定)。
Surface Duoのスペック等詳細は明かしていないが、動画で利用イメージを紹介している。
Surface Duo/Neo現地レポート:ケータイWatch
Androidが動作する2画面スマホ「Surface Duo」
Surface Neoは、2つの9型ディスプレイを搭載し、折りたたみも可能な2in1 PC。OSは新たなWindows 10X。広げると13型の液晶ディスプレイとなり、1つの画面として利用できるほか、それぞれの画面に個別にアプリを表示させることも可能で、フル機能のPCとして活用できるという。キーボードやSurface Pen、Bluetoothマウスなども利用できる。
Surface Neoも2020年の年末商戦に発売予定。
Windows 10Xは、2画面PC向けの新たなOS。見開きでコンテンツを閲覧したり、小型のキーボードをセカンドモニターに乗せてラップトップPCとして用いたり、折り曲げて立てて利用するなど、さまざまなユースケースに対応できるという。
Surface Pro 7と新プロセッサの「Surface Pro X」
「Surface Pro 7」は12.3型/2,736×1,824ドットのディスプレイを搭載した、2in1 PC。Surface Proタイプカバーは別売。
プロセッサが第10世代Intel Coreになるほか、USB Type-Cを搭載。バッテリー駆動時間は約10.5時間となる。価格は749ドルから。
Wi-Fi 6に対応した「Surface Pro 7」が登場
Surface Pro Xは、Qualcommと共同開発したARMベースの独自SoC「Microsoft SQ1」を搭載した新たなSurface。ディスプレイは13型/2,880×1,920ドットのアスペクト比3:2で、Surface Proシリーズとしては初めての狭額縁仕様という。価格は999ドルから。
ARMアーキテクチャの採用による長時間のバッテリ利用と、LTE通信機能の搭載により、常時接続性(Always Connected)を実現。Surface史上最薄という7.3mmの薄さも特徴。専用キーボードへのペン格納とワイヤレス充電に対応する。なお、ワンタッチで取り外しが可能なタイプカバーキーボードは別売。
Surface Laptop 3
スタンダードなノートPCタイプの「Surface Laptop」は、「Surface Laptop 3」となり、13.5型と15型の2サイズで展開する。
13.5型は第10世代Coreプロセッサを搭載し、15型の一般販路向けにはAMD Ryzen Surface Editionプロセッサを搭載する。USB Type-Cによる急速充電にも対応。フロントカメラなども搭載する。13.5型は999ドルから、15型は1,199ドルから。
Surface Earbuds登場
左右分離型の完全ワイヤレスイヤフォン「Surface Earbuds」も年内に発売。価格は249ドル。
表面にタッチセンサーを内蔵し、スワイプ操作で音楽の頭出しをしたり、ダブルタップで着信に応答できる。AndroidスマホからのSpotify操作などに対応。また、Officeと連動し、内蔵マイクを使ってPowerPointなどを使いながら、60以上の言語でリアルタイム通訳ができるという。バッテリ駆動時間は約8時間。
Officeと連動するワイヤレスイヤフォン「Surface Earbuds」