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ボーズ“音のAR”サングラス「Bose Frames」。2.5万円
2019年10月3日 12:34
ボーズは、サングラスにワイヤレスヘッドフォンの機能と、AR(拡張現実)プラットフォームを組み合わせたウェアラブルデバイス「Bose Frames」の日本国内での販売を10月3日より開始する。価格は25,000円。また、交換レンズとして、偏光タイプのミラードシルバーを3,500円、非偏光のブルーグラディエントを2,500円で販売する。
サングラスのような外観に、ボーズ史上最小、最薄、最軽量という音響システムと、9軸ヘッドモーションセンサーを搭載。耳を塞がない独自のオープンイヤー設計を採用し、スマートフォンのGPSやBose ARアプリを介して、ユーザーの現在地などに合わせた音声コンテンツを提供可能。「マイクロアコースティック、音声コントロール、およびパーソナルオーディオを全く新しいステージへと高め、プレイリスト、エンターテインメントそして会話をプライベートに保ちながらも、音楽やコンテンツのストリーミング、通話、音声アシスタントへのアクセスが可能になる」としている。重さは45g。
サングラス部分は、UVA(紫外線A波)とUVB(紫外線B波)を最大99%カット。レンズは簡単に取り外して交換でき、オプションの偏光/非偏光レンズと交換可能。レンズはキズや衝撃への強度も高く、標準レンズと同等の保護力を持つという。
音質については、「完全ワイヤレスヘッドホンのように機能しながらも、その筐体サイズからは想像できないほどのパフォーマンスで、驚きのリスニング体験を提供する」という。
左右両方のつるの内部に超極小の音響パッケージをシームレスに搭載。ユーザーにしか聞こえないように音声を出せるという。
タッチコントロールと音声コントロールに対応し、右側のつるに搭載されたマイクとマルチファンクションボタンで、電源オン、モバイル端末とのペアリング、SiriやGoogleアシスタントの起動、通話、音楽の一時停止/スキップなどの再生操作ができる。
Bose Connectアプリを使った操作も可能。「今後もBose ARのような新たなエクスペリエンスを提供するソフトウェアアップデートも提供される」としている。
音声AR対応で音楽以外のコンテンツも
ボーズの音声ARプラットフォームのBose ARに対応。他のグラスやARプラットフォームと異なり、レンズを通して視覚的な変化を与えたり、カメラレンズを統合したり、視界にオブジェクトを重ね合わせるためにスマートフォンのカメラを必要としない点が特徴。
その代わりに、9軸ヘッドモーションセンサーと、iOSまたはAndroidデバイスからのGPS情報を使用して、ユーザーの現在地や向いている方向を把握。Bose ARアプリを介して、旅行や勉強、エンターテイメント、ゲームなど、様々な分野のオーディオコンテンツを提供して現実世界を拡張できるという。
リチウム電池内蔵で、付属のポゴピンケーブルに接続して充電可能。平均的なリスニングレベルで最大3.5時間の連続再生に対応し、最大12時間スタンバイモードで待機可能。充電は2時間未満。汚れ拭き用の布製ポーチ、保管用の保護ケースも付属する。