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東京2020で選手の体型に最適化できるマットレス。エアウィーヴが開発
2019年9月24日 20:54
寝具メーカーの「エアウィーヴ」は、東京2020オリンピック・パラリンピック選手村に設置する寝具を開発した。「東京2020大会特別仕様寝具」として、アスリートの体型にあわせて個別仕様化できるマットレスなどを提供する。
オリンピックでは18,000ベッド、パラリンピックの8,000ベッドを用意し、マットレス、ベッドフレーム、掛け布団、ピローを提供。特徴は、アスリートの体型に合わせて「個別仕様化」できるマットレスの提供。競技によって、体重や体型、筋肉の付き方などが違うため、快適な睡眠のためのマットレスにも違いが出てくる。エアウィーヴは、1枚のマットレスで硬さパターンを選択できる3分割構造の「個別仕様化」マットレスを開発した。
3分割構造で、両面の硬さが異なるため、表裏や位置を入れ替えて硬さのパターンを変更。好みの硬さのマットレスの実現や、背骨がまっすぐになる理想的な寝姿勢を保てるようにする。
また、環境にも配慮。ポリエチレン樹脂からできた「エアファイバー」を採用し、使用後はプラスチック製品に再生利用できるという。ベッドフレームも再生可能で、素材はダンボール100%。難燃性試験にも合格している。
なお、身体採寸テクノロジー「Bodygram」を展開するBodygram Japanは24日、エアウィーヴにマットレスを体型別に個別仕様化するための身体採寸技術の提供を発表している。