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メルペイ、ふるさと納税対応。EC連携し、購入履歴からメルカリ出品

メルペイは18日、「MERPAY CONFERENCE 2019_SEP.」を開催し、ふるさと納税対応、ECサイトでのメルペイ対応など、新たな事業戦略を説明した。

MoPAにKDDIが参加

加盟店開拓のパートナーシップ戦略として、メルペイと、NTTドコモ、LINE Payによる加盟店アライアンス「MoPA(Mobile Payment Aliance)」に、「au PAY」を展開するKDDIが参加することを発表。4者が共同でキャッシュレス普及促進を目指す。

4社は、店舗や事業者に対し、メルペイ、LINE Pay、d払い、au PAYの導入を促進。自社サービスによるMPM方式のQRコード読み取りと決済に対応。店舗では1つのQRコードを設置するだけで、4つのサービスを扱えるようになる

また、各社サービスで支払える場所が増えるほか、店舗が一括して各社コード決済に申し込める仕組みも今後用意していく。

メルペイでふるさと納税。報酬の支払いも

さらにトラストバンクによるふるさと納税サービス「ふるさとチョイス」に11月に対応する。これにより、メルカリの売上金(メルペイ残高)を、ふるさと納税に利用可能になる。ふるさとチョイスを通じて自治体の対応を呼びかけていく。

さらに、メルカリ、メルペイを通じた自治体への寄付にも対応予定。対応時期は未定。また、公共料金の支払いにも予定している。

報酬の“支払い”にもメルペイを活用していく。給与のデジタル支払いを目指すもので、クラウドソーシングサービスの「クラウドワークス」や「ランサーズ」、「ビザスク」、と提携。各社サービスで得た報酬やインセンティブを、メルペイの残高に直接入金する。

メルペイは、3社とデジタル支払い検討に関する基本合意書を締結。この取組は政府が進めているデジタルマネーでの給与支払いに先駆けた取り組みとなる。そのため、労働基準法の適用外となる「給与以外」の支払いに限って実施する。

ECサイトもメルペイ対応、購入履歴からメルカリ出品も

ネット決済も強化。メルペイを多くのネットショップに導入。「Anker」、「SHOPLIST」、「DMM.com」、「ひかりTVショッピング」、「エアトリ」など50のショップで、メルペイのネット決済に対応予定。

50以上のサイトでメルペイネット決済

さらに、2020年頭を目処に、メルペイの購入履歴を元にワンタップで「メルカリ」に出品できる。

ネット決済履歴からメルカリ出品
メルペイで買って、メルカリで売る

なお、この取り組みについては、ANAP、CROOZ SHOPLIST、ストライプインターナショナルなど、アパレルやファッション通販各社から出品連携について同意を得ているという。さらにメルカリの2次流通データを使った商品開発支援や販促支援なども予定している。

メルカリとメルペイの連携を強化

これまでのメルペイの実績や新たな信用サービスについては追ってレポートする。