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G-SHOCK、“MT-G”初のカーボン積層ベゼル。軽さと耐久性を両立

カシオ計算機は、耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」より、今年発売20周年を迎えるメタルと樹脂の特長を融合させた「MT-G」シリーズの新製品として、軽量で耐久性のあるカーボン積層ベゼルを採用した「MTG-B1000XBD/B1000XB」を10月5日に発売する。価格はB1000XBDが135,000円、B1000XBが120,000円。

MTG-B1000XBD

MTG-B1000XBD/B1000XBのベースモデルは、スマートフォンリンク機能や電波ソーラーといった高い機能性を備えたミドルサイズの「MTG-B1000」。B1000XBD/B1000XBは、MT-Gシリーズで初めてベゼルにカーボン素材を採用した。

MTG-B1000XBD
MTG-B1000XB

カーボンは、樹脂並みの軽さでありながら、メタルと同等以上の高い剛性を持つことが特長で、その分、切削をはじめとした加工が難しいという。今回、積層立体成形技術と切削技術の向上を図ることで、複雑に構成されたベゼルパーツに用いられた。

ベゼルは、カーボン織材とカラーファイバーの織材のそれぞれに樹脂を組み合わせた2種類のシートを幾層にも重ねて立体成形している。B1000XBDにはレッド、B1000XBにはホワイトのカラーファイバー織材の層をアクセントとして取り入れ、積層部を横から見るとカーボンの黒とのコンビネーションが、時計正面からはカーボン特有の織り目模様がデザインのポイントとしている。

レッドのB1000XBDは、メタルパーツの裏側に耐久性の高いファインレジンを重ねて軽量化したレイヤーコンポジットバンド。ブルーのB1000XBには、柔らかくフィット感のあるソフトウレタンバンドを採用。バンドとケースの接合部には、ファインレジンとメタルパーツを組み合わせ、強度も備えている。

MTG-B1000XBDの側面
MTG-B1000XBの側面

外形寸法は55.8×51.7×14.4mm。重量はB1000XBDが171g、B1000XBが112g。使用電源はタフソーラー。連続駆動時間はパワーセービング状態で約18カ月。Bluetooth low energy対応。耐衝撃構造。20気圧防水。