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横浜で「路線バス自動運転プロジェクト」。日本初、大型バスの営業運行
2019年8月27日 19:52
横浜市、相鉄バス、群馬大学は、自動運転技術による持続可能なモビリティサービスの実現を目指す「路線バス自動運転プロジェクト」を発足。プロジェクトの一環で、日本初となる、一般客の乗車が可能な、大型路線バスを使用した営業運行での自動運転の実証実験を実施する。
コースは、よこはま動物園正門と里山ガーデン正面入口の間で、距離は約900m。時速約20kmで走行する。使用する車両は相鉄バス所有の自動運転バス(大型ハイブリッドバス)。
実施期間は、「里山ガーデンフェスタ2019秋」開催期間となる、9月14日から10月14日の各週金曜日から月曜日。運行時間は10時台から16時台で、1日16往復予定。初日のみ14時台から。
営業運行は、里山ガーデン実行委員会より受託し、貸切営業として運行。運賃は無料。定員は各便25名で先着順。自動運転レベルはレベル2で、専門教育を受けた相鉄バスの運転士による、安全確保を最優先にした自動運転。安全確保に支障を及ぼすおそれがある場合は、手動運転を実施する。
実証実験の目的は、大型路線バスでの自動運転適用における課題の解決や、地域における自動運転の機運の醸成。また、郊外部における交通ネットワークの維持や、人口減少に伴う労働力不足への対応を目的に、自動運転バスによる地域交通課題の解決を目指す。