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西宮駅前ランドマーク建設に東急不動産が参画。2025年度完成目指す
2019年8月7日 13:45
東急不動産は、JR西宮駅南西地区における、卸売市場再生整備事業と一体で取り組む住宅・商業等の複合再開発事業の事業企画提案を行ない、参加組合員予定者に選定されたことを発表した。2020年度に解体開始を予定、'25年度の完成を目指す。
対象の組合は、兵庫県西宮市で再開発事業の検討を進めている「JR西宮駅南西地区市街地再開発準備組合」。敷地はJR東海道本線の西宮駅前に位置する。
JR西宮駅南西地区の大半は西宮市卸売市場が占めているが、開設から70年以上が経ち老朽化が進んでいるほか、建物の不燃化・耐震化への対応が十分ではなく、施設の再生整備が喫緊の課題となっているという。
再開発事業では、約1.5ヘクタールの敷地を3つの街区に分けて再開発。敷地西側のA街区に現在の西宮市卸売市場を集約・再生整備、東側のB・C街区に住宅・店舗等の複合施設を新設する計画となっている。
敷地北東で西宮駅前と接続するC街区には、駅前エリアの快適性・回遊性向上を図り、約1,500m2の広場と、駅前から敷地南側の国道2号へと通じる歩行者専用通路を設ける。
A街区の卸売市場の休場日には、卸売市場の大屋根下空間を活かしたイベント活用と連携して、地域全体でにぎわい創出を図る。
全体の建築敷地面積は約13,100m2、延床面積は約51,700m2。卸売市場地区(A街区)・沿道施設地区(B街区)を除いた、複合施設地区(C街区)の延床面積は約44,600m2、規模は地上35階建程度。
なお、西宮駅の南側は国鉄西宮駅南地区市街地再開発事業が1995年に工事完了しており、現在は「フレンテ西宮」などの商業施設が集積するエリアとなっている。