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テレワーク用防音ブース「テレキューブ」サービス開始
2019年8月2日 17:27
テレキューブ、ブイキューブ、オカムラ、三菱地所の4社は、実証実験を進めてきたテレワークのためのコミュニケーションブース「テレキューブ」をさらに普及させるため、8月1日に「テレキューブサービス株式会社」を設立し、サービスを開始した。利用料金は15分250円など。
テレキューブは、オフィス内や、駅・空港・オフィスビルエントランス・商業施設などに設置できる、防音型のコミュニケーションボックス。内部にはテーブル、イス、電源コンセントなどを設置。個室でセキュリティが保たれているため、資料作成、メールなどの業務や、電話、Web会議などでのコミュニケーションが可能としている。
防音性能は完全密閉型。外寸は1,200×1,200×2,315mm(幅×奥行き×高さ)。コンセント×1、USBコネクタ×1を装備。入室は、筐体入口にQRコードを表示し、利用者が所持するスマートフォンで解錠する。
三菱地所とブイキューブは、2018年11月20日から2019年7月31日の間、東京・丸の内エリアにおけるオフィスビル3物件の共用部への「テレキューブ」設置を皮切りに、順次エリアを拡大し計9物件22台を設置。
その結果、ニーズの確認と新会社のオペレーションの検証、課題の抽出が得られたため、より広範囲への設置拡大を通じた利便性向上を達成すべく、今般の新会社設立に至ったという。
稼働中の設置物件は、新丸の内ビル、新青山ビル、新東京ビル、六本木ヒルズ森タワー、大手町パークビル、日比谷国際ビル、国際新赤坂ビル、横浜ランドマークタワー、幕張メッセ 国際会議場。
今後は、現在設置しているオフィスビルエントランスだけでなく、駅・空港・商業施設等への設置を検討。2023年度までに東京を中心に全国の主要都市・主要エリアにおいて1,000台設置を目指す。
利用料金は、個人登録が15分250円。法人登録は従量料金、固定料金、基本+従量料金の3プラン。従量料金プランは15分250円。固定料金プランは1契約月額80,000円で、ID数制限なし、ID登録した社員が利用可能。基本+従量料金プランはID毎月額3,000円で、ID登録をした特定の社員が利用できる。1人用4時間まで利用可能、4時間を越えると15分150円の超過料金が発生する。
新会社に関わる4社は、テレキューブの設置エリア拡大に向けた営業面での支援を行なう。あわせて、オカムラはテレキューブ本体の製造、テレキューブはより利便性の高いテレキューブを開発していくための機能やサービスの企画を担当する。