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LINE Pay、企業から個人へ送金可能に。経費精算やEC返金など最大100万円
2019年7月22日 14:41
LINE Payは、7月22日から「LINE Pay かんたん送金サービス」を提供開始する。企業から個人へLINE Payで直接報酬やインセンティブ等の臨時収入を送れるサービスで、企業の立て替え金精算、経費・交通費精算、ECでの返品に伴う返金などの利用を想定している。
「LINE Pay」のメインメニュー内に「LINE Payナンバー」が表示される。「LINE Payかんたん送金サービス」導入企業に、LINE Payナンバーを登録することで、報酬を受け取り可能になる。一回の受取上限額は、「LINE Cash」(本人確認前アカウント)は10万円、「LINE Money」(本人確認後アカウント)は100万円の残高上限となる。
銀行口座振込み以外の、報酬やインセンティブ等の給与以外の臨時収入受取手段として展開。立て替え精算や交通費精算などのほか、ECでの返品に伴う返金、クラウドソーシング報酬受け取り、リユース買取代金の受け取り、ポイント交換、キャンペーン懸賞金やキャッシュバックなどでの利用を想定している。なお、給与など、法令等で電子マネーでの支払いが認められていない取引については、サービスの対象外となる。
企業側のメリットとしては、顧客利便性の向上、銀行口座情報の取扱いが不要になる(組み戻し手続き等の発生も抑えられる)、払出証書等の手数料負担がなくなる等。
ユーザー側のメリットは以下の通り
- 銀行口座を介さないことで、よりスピーディーに報酬やインセンティブ等の臨時
収入を受け取れる - LINE Payへのチャージの手間が減る
- 受け取ってすぐにLINE Payでのスマホ決済が行なえる。LINE友だちへの送金も手数料無料で可能
- 本人確認を完了した「LINE Money」アカウントユーザーであれば、アカウントから銀行振込やATMで出金が可能(出金手数料は216円/税込)
- 「LINE家計簿」などの家計簿アプリと連動し、家計管理が簡単に
導入予定の企業とサービスは、以下の通り。
- リアルワールド「RealPay」
クラウドソーシングの報酬等で貯めたポイントをまとめたRealPayの交換先(7月16日開始予定) - CAMPFIRE「polca」
フレンドファンディングアプリで企画を通して集まった支援金の出金(8月開始予定) - 「Gojo」
コミュニティ内で使える共通のお金を集め、使い道として使用する資金出金(8月開始予定) - GMOメディア「ポイントタウン byGMO」
ショッピングやサービス利用で貯めたポイントの交換先(9月開始予定)