ニュース

赤いポストカー走る。撮った写真をその場で絵はがきにする移動型郵便局

日本郵便は、撮影した写真をその場で絵はがきにして、すぐに差し出すことができる機能とサービスを提供する移動型郵便局「ポストカー」を、7月19日から2020年3月31日の期間で運行。日本各地の「絵はがき映えする」風景を巡る。

手紙交流の価値を見直し、新たな可能性を探るプロジェクト「&Post(アンド・ポスト)」の一環。コンセプトは「心に残る風景に出会った瞬間に、絵はがきを書く・差し出すための環境を提供する」こと。日本の美しい風景や季節の風物詩と絵はがきの親和性に着目し、日本各地の魅力をその土地ならではの絵はがきで発信する試みとしている。

ポストカーでは、撮影した写真をその場で絵はがきとして出力し提供するサービスを実施。そのほか&Postオリジナルデザイン絵はがきの無料提供や、文房具の貸し出し、開催地に関連する絵はがきや季節ごとに発売されるデザイン切手の販売を行なう。

車両には3種類の投函口があり、普通郵便で家族や友人宛の手紙、および記念としての自分宛の手紙、展示企画として宛先のない手紙を受け付ける。宛先のない手紙は、誰に宛てるでもない思いや言えない思いを宛先を書かずに出す手紙で、一部を東京・丸の内の旧東京中央郵便局長室に展示する。

運行地は全国9カ所を予定。東京駅赤レンガ駅舎前の東京中央郵便局にて、7月19日12時からスタート。東京は21日まで。8月は新潟県の長岡花火大会会場内(8月2日から3日)、9月は富山県のおわら風の盆会場内(9月1日)で実施予定。運行地の情報は順次&Post公式サイトで発表される。