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JCBのコード決済スキーム「Smart Code」にEPOSやau、LINE、ゆうちょ、pringら参加

JCBは、QR・バコード決済スキーム「Smart Code」に、新たにコード決済事業者7社が採用し、加盟店3社が取り扱い開始について合意したと発表した。すでに採用を発表しているメルペイとあわせて、Smart Code事業者は8社となる。

Smart Codeを採用するコード決済サービスは、EPOS Pay、atone、メルペイ、ゆうちょPay、au Pay、LINE Pay、pringとタイのK PLUS。

Smart Codeは、JCBによるコード決済スキーム。JCBは、クレジットカードや電子マネーにおいて加盟店開拓や、いわゆるアクワイアリング業務を通じて他社の決済サービスの受け入れを行なっているが、これをQRコード/バーコード決済にまで拡大した形となる。

JCBはコード決済事業者と店舗をつなぐ決済情報処理センターを提供し、両社の加盟店契約の一本化を図る。また、タイの大手商業銀行カシコン銀行によるQRコード決済「K PLUS」に対応し、インバウンド需要の獲得も狙う。今後もSmart Code採用事業者は拡大予定としている。

Smart Codeのスキーム

参加する決済事業者にとっては、加盟店の拡大などが図れ、店舗としては各コード決済事業者と個別に契約せずに、加盟店契約の一本化が行なえる点が特徴。また、キャッシュレス推進協議会による統一コード「JPQR」を採用するため、対応サービスであれば、ユーザーから掲示されたコードを読み込むだけで決済が完了するなど、店舗側の負担を抑えられるという。

また、JCB自身によるコード決済も2020年夏を目処に提供開始。JCBグループのカード所有者を対象に、Smart Codeに準拠したコード決済を提供。スマートフォンなどでコード決済が行なえるようになる。

Smart Codeの加盟店として、キリン堂や好日山荘、コナカ(コナカ、DIFFERENCE、SUIT SLELECT)が参加。今後もJCBの加盟店ネットワークを生かして、Smart Code対応店舗の拡大を目指す。