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中野サンプラザの再整備計画、中野区が5つの多目的ホール構成案

中野区は、中野サンプラザを中心とした中野駅新北口駅前エリア(区役所・サンプラザ地区)の再整備における、中野サンプラザの多目的ホールの施設構成について、2,200人規模から1万人規模までの5案を提示した。

中野サンプラザ

中野区では、2018年3月、「中野区役所及び中野サンプラザは、竣工から半世紀近くを経て更新の時期を迎えており、中野区役所は中野四季の都市(まち)へ移転、中野サンプラザは中野区役所等の敷地とともに、グローバル都市づくりの中心となる拠点整備」を計画。大規模なアリーナをはじめとする多機能複合施設を形成するとしていた。

また2018年6月から中野区長を務める酒井直人氏は、中野区長選挙時に「一万人アリーナ計画の全面的な見直し」を政策の1つとして掲げていた。

今回提示した施設構成は、すべて固定席の集客数2,200人案および3,500人案、可動席を設けスタンディング併用を想定した集客数最大5,000人案、最大7,000人案、最大1万人案の5案。なお現在のサンプラザホールの収容人数は、1階席と2階席を合わせて2,222席。

再整備事業計画策定に向けた基本的な考え方より

興行の種類は、2,200人案が現在のサンプラザと同等、3,500人案と5,000人案は現在と同等以上の集客力を持つアーティストの利用、7,000人案は現在と同等以上に加えビッグアーティストの利用、1万人案はビッグアーティストに限定としている。

スポーツについては、2,200人案と3,500人案はスポーツ興行は想定せず、5,000人案と7,000人案はスポーツ系エンターテインメントの利用を想定、1万人案はバスケットボールやバレーボールといったアリーナ系スポーツの利用を想定している。

投資効率は、2,200人案と3,500人案は投資回収が厳しいとし、それ以外は投資効率が上がるとしている。

再整備事業計画策定に向けた基本的な考え方より