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ユニクロ、プラ製バッグ廃止。紙製に切替え、'20年1月14日から有料化
2019年7月3日 15:50
ユニクロは2019年9月1日からプラスチック製のショッピングバッグを紙製の環境配慮型のものに切り替える。
ファーストリテイリングは、使い捨てプラスチックの使用削減に関するグループ方針を策定。2020年中を目処に全世界のグループ全体で、店頭での使われる使い捨てプラスチックのうち、ショッピングバッグや商品パッケージの85%に当たる約7,800トンの削減を目指す。
グループ方針として、「サプライチェーン全体で不要な使い捨てプラスチックを原則として撤廃、使わざるを得ないものについては環境配慮型素材に切り替える」と決定した。
主な施策は、プラスチック製バッグの環境配慮型紙袋へ切り替え、オリジナルエコバッグの販売と利用推進、商品パッケージのプラスチック撤廃など。
9月1日から、日本をはじめ世界12カ国・地域の事業で使用しているプラスチック製ショッピングバッグを、FSC認証(森林認証)を受けた紙または再生紙を使用した環境配慮型の紙製に順次切り替える。欧州のユニクロや、セオリー、コントワー・デ・コトニエ、プリンセス タム・タム、プラステなど、すでに紙製ショッピングバッグを導入しているブランドなども、環境配慮型の紙製バッグに切り替える。
また、ショッピングバッグ全体の使用量を減らす目的で、9月以降順次、国内外のユニクロ、ジーユーの全店舗と、全世界のコントワー・デ・コトニエ、プリンセス タム・タム店舗でオリジナルのエコバッグを販売。利用促進のため、日本国内のユニクロとジーユーでは、2020年1月14日から全店舗でショッピングバッグを有料化し、1枚一律10円で販売する。
欧州、北米、韓国など海外16カ国・地域のユニクロとジーユーでも、2019年9月以降それぞれショッピングバッグを有料化する。
商品パッケージも、プラスチック撤廃・代替素材への切り替えを進める。'19年秋冬シーズンからユニクロのルームシューズなど一部商品でプラスチック製パッケージを廃止、ヒートテックやエアリズム、その他インナー類など、ユニクロ、ジーユーの一部商品パッケージのプラスチックも、紙など代替素材への切り替えを目指し、'19年夏から検証を開始する。