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3Dセンサーで歩行姿勢を採点、改善プログラム提示。NECとアシックス

NECソリューションイノベータとアシックスは、共同開発した「NEC 歩行姿勢測定システム」に、新機能として歩行姿勢改善プログラム「歩行姿勢に応じたおすすめエクササイズ」を追加。ライセンスの提供を開始した。

NEC 歩行姿勢測定システム

NEC 歩行姿勢測定システムは、「歩行速度」、「歩幅」、「胸腰部の上下動」、「足の上がり角度」など36項目を測定し、身体全体の歩行姿勢を年齢と性別に応じた基準で点数化できるシステム。3Dセンサーに向かって約6mの距離を普段どおりに歩くことで、全身の関節角度が計測できる。

測定ノウハウや測定用マーカーなどを必要としないため、専門の測定員でなくても扱えることを特徴としている。

提供を開始した歩行姿勢に応じたおすすめエクササイズは、測定した歩行姿勢の結果から、「筋力トレーニング」、「ストレッチ」、「動きのドリル/歩行姿勢のポイント」、「歩行プラン」で構成された、歩行姿勢を改善するための運動プログラムを提示する。

歩行姿勢の改善アドバイス画面イメージ

運動プログラムは、アシックス スポーツ工学研究所の知見をもとに、30種類以上を用意。また負荷の少ない「ライト版」、より負荷の高い「ノーマル版」、これら2つを組み合わせた「統合版」の3種類が用意される。

本機能の追加により、歩行姿勢を指導する専門家がいない場合でも、歩行姿勢の測定・改善を効果的に行なえるとしている。

価格は、1ライセンスあたり、ライト版およびノーマル版が20万円、ライト版とノーマル版」をセットにした統合版が30万円。NEC 歩行姿勢測定システム、ハードウェア(Windows PC、Kinect v2センサーなど)が別途必要。2年間で500ライセンスの導入を目指す。