ユニリーバ、パッケージに再生プラスチック。LUX、Dove、CLEARで

ユニリーバ・ジャパンは、8月5日から順次発売の2019年下期の新製品に、再生プラスチックを最大95％使用したパッケージを採用する。「LUX」、「Dove」、「CLEAR」の3ブランドから着手し、2020年末までにPET素材のボトルを100％再生プラスチックに切り替えることを目指す。

石油からつくられたプラスチックに替わり、使用済みのペットボトルからつくられた再生プラスチックを用いて開発。表面についた汚れのほか、真空・高温下で樹脂の中にしみ込んだ不純物まで徹底的に除去し、本来の純度と機能を回復させた状態で製品化しているという。

原料は、FDA(米国食品医薬品局)やEFSA(欧州食品安全機関)といった国際的な専門機関からの認証を得ている樹脂メーカーから、食品や飲料パッケージにも使える品質のものを調達。

パッケージデザインや製造のプロセスを一から見直して開発を進め、試作品は機能性や安全性、過酷な条件下での長期保存などのテストを実施し、問題がないことを確認したとしている。