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浅草とスカイツリーを結ぶ回遊路整備。墨田区と東武鉄道連携

墨田区と東武鉄道は、浅草・東京スカイツリーを結ぶ水辺整備を推進。親水テラス、鉄道高架下、コミュニティ道路、隅田公園の一体的な整備を目指す。

事業の目的は、東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けた、浅草・東京スカイツリータウンの2つの観光拠点を有するエリア特性を活かした、恒常的なにぎわいの創出。北十間川(きたじっけんがわ)・隅田公園観光回遊路整備事業、隅田川橋梁歩道橋新設などを実施する。

北十間川・隅田公園観光回遊路整備事業に関連するのは、隅田公園、親水テラス・船着場、コミュニティ道路、小梅橋、鉄道高架下開発。

隅田公園の整備面積は約15,000m2。芝生広場、舗装広場、花見丘、公園利活用機能付トイレを整備する。供用開始は2020年4月を予定。

親水テラス・船着場は、両岸約810mの整備延長。浮桟橋、連絡橋、階段、照明灯、樹木、ベンチなどを整備する。供用開始は2020年6月(北側)予定。

コミュニティ道路は、約430mの整備延長。墨堤通りから三ツ目通りの車道、三ツ目通りから小梅橋の車道および歩道を整備する。供用開始は2020年6月予定。

小梅橋は架け替えを実施。規模は幅員11.0m、橋長19.8mで、構成は車道7.0m、両側歩道2.0m。供用開始は2020年4月予定。

鉄道高架下開発の敷地面積は約5,500m2、延床面積は約3,600m2。「Live to Trip」(生活と観光が共存する路面型商業施設)をコンセプトとし、物販・飲食・サービスといった店舗を展開する。開業は2020年春予定。

整備事業エリアイメージ(公園側)
整備事業エリアイメージ(北十間川側)

隅田川橋梁歩道橋は、浅草(年間観光客約3,000万人)と東京スカイツリータウン(年間観光客約3,000万人)を結ぶ新たな東西軸として整備。浅草寺・北十間川エリア・東京スカイツリータウンを最短で結節する動線の整備による、既存の吾妻橋、言問橋、桜橋を活かした様々な観光回遊路を創出、浅草・東京スカイツリーエリアの連携の一層の強化を図る。

浅草側からのイメージ
歩道橋上イメージ

場所は台東区花川戸一丁目34番地先から墨田区向島一丁目1番地先。既存の鉄道橋下流側(南側)に添架される構造。供用開始は2020年春予定。

さらに北十間川周辺エリアに生まれた賑わいを向島地区や両国・本所地区の南北方向にも広げていくとしている。