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日本郵便、置き配バッグ「OKIPPA」を10万個無料配布
2019年6月24日 17:17
日本郵便は再配達の削減を目的として、置き配バッグ「OKIPPA」を抽選で10万世帯に無料配布する。OKIPPA(オキッパ)は、置き配バッグ(簡易宅配ボックス)とアプリで再配達ストレスをなくすサービス。
置き配バッグは、通常の置き配(宅配物を玄関前にダンボールのまま置く方法)と堅牢な宅配ボックスの中間に位置する。スペースのない場所にも宅配ボックス環境を提供できる製品。玄関口に固定する専用ロックと内鍵(ダイヤル式南京錠)が付属しており、盗難や個人情報漏洩のリスクを低減できるという。
収納時は手のひらサイズまで折りたため、設置工事は発生しない。専用の結束バンドが付属されているため、大抵のドアノブ(L字型、丸型等)には取り付け可能。バッグに荷物が預入されるとアプリに通知が入る。
OKIPPAの応募期間は6月24日から8月26日まで。応募条件は、「当選後使用状況等に関する2回のアンケートに回答すること」、「月に2から3回以上、通販等により購入した商品を宅配便で受け取っていること」、「オートロック環境の住居に住んでいないこと」、「転売・譲渡等をしないこと」、「配達が完了した荷物に亡失等があった場合、日本郵便がいかなる損害賠償も行なわないことに同意すること」の5つ。
抽選方法は、毎週1回無作為に抽選。当選したらOKIPPAが発送される。また、1度抽選に外れても、自動的に次回以降の抽選に繰り越されるとした。募集世帯数は10万世帯。
日本郵便では、従来一戸建、アパート等(2階以下の集合住宅)、マンションで各住戸に設置された宅配ボックスの利用には申請書「指定場所配達に関する依頼書」の提出が必須だったが、OKIPPA利用の場合には不要になった。