AI防災協議会設立。LINEやヤフー、ウェザーニューズら参画

災害対応力の高い社会構築を目指す「AI防災協議会」が設立された。ウェザーニューズと、損害保険ジャパン日本興亜、SOMPOリスクマネジメント、東京海上ホールディングス、ヤフー、LINE、ワークスモバイルジャパンの各社が協力。AIや防災/減災等を専門とした研究機関や有識者、自治体とともに展開する。

災害に対するレジリエンス(被害が避けられない場合でもそれを極力抑え、被害を乗り越え復活する力)の向上を目標に各社が協力。主な活動内容は、AI技術やSNS等を活用した防災・減災に向けた課題解決に関する研究活動や、防災・減災に関するシステムの確立・管理、訓練の計画・実施、普及啓発活動、国内外の機関との連絡・調整など。

AI技術やSNSを活用し、情報の収集・整理・提供を行なえるシステムを構築し、データの取り扱いなどについて検討。同システムは災害発生時、自治体や消防などの災害対応者・被災者がともに活用し、効果的な災害対応や避難行動などを支援。復旧期に必要となる支援制度の情報など、 被災から復旧までの間に必要な情報を必要な人に届けることを目指す。

2019年夏から神戸市にて市民を対象とした実証実験を実施。他の地域においても市民や災害対応者を対象とした防災訓練での活用や実証実験等を予定している。