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メルカリ、シェアサイクル「メルチャリ」を事業譲渡

メルカリは、子会社ソウゾウが福岡市内で運営するシェアサイクル「メルチャリ」の事業を譲渡する。メルチャリ事業は新分割会社のneuetが承継し、クララオンラインによる第三者割当増資を経て、メルカリの連結対象外となる。

ソウゾウは、メルカリの新規事業開発を担う会社として2015年に設立され、メルカリ カウル、メルカリ メゾンズ、teacha、メルチャリなどのサービスを運営してきた。メルカリを除くサービスについては、2018年12月までに一部機能をメルカリに移管するとともにサービスを終了。今回メルチャリの事業譲渡とともに、ソウゾウは清算する。

メルチャリのシェアサイクル事業は、neuetにより継続。シェアサイクルサービス調査やコンサルティングなどを手がけるクララオンラインが、第三者割当増資による株式を引き受け、neuetを子会社化する。

メルチャリの事業は、2018年2月のサービス開始以来順調に成長し、福岡市内の“足”として定着しつつあり、成長を続けている。一方で、メルカリは経営資源の集中を進めており、今後の事業拡大や継続展開、他都市展開、MaaSへの取り組み強化などについて、メルカリとクララオンラインで協議。クララオンラインは、事業の公共性等をふまえた上で、メルチャリ事業の譲渡を決めたという。

クララオンラインは、クラウド・データ・IoT・自転車などの事業の経験や知見を踏まえて、neuetのシェアサイクル事業を発展させていく方針。今後のneuetの具体的な事業戦略については、8月15日に予定されている第三者割当増資の完了後に公表予定としている。