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「キャッシュレスシティ天神プロジェクト」。福岡でスマホ決済推進
2019年6月5日 17:37
福岡市天神エリアの大型商業施設が加盟する団体「天神ユナイテッド」は、スマホを使ったQRコード決済を推進する「キャッシュレスシティ天神プロジェクト」を実施する。PayPay、メルペイ、LINE Payなど国内8つのスマホ決済事業者が参加し、訪日客向けにAlipay、WeChat Payにも対応する。
キャッシュレスシティ天神は、天神12大型商業施設と国内主要8スマホ決済事業者が共同で行なう大規模のキャッシュレスへの取り組み。エリア全体で多様なスマホ決済に対応する。
参加するスマホ決済事業者はPayPay、メルペイ、LINE Pay、楽天ペイ、7pay、au PAY、d払い、よかペイ。訪日客向けの決済手段として、Alipay、WeChat Payにも対応。
決済端末は「SUNMI V1S」や「iPad」などのモバイル端末を利用。端末に搭載するのは、マルチ決済アプリ「スターペイ」。スターペイアプリは、全てのスマホ決済のQRコードに自動判別で対応するため、店頭でのオペレーション作業を軽減でき、利用者はスマホ内のQRコードを端末にかざすだけで決済可能になる。
天神全体で決済に必要な端末・システム改修などの環境整備は、プロジェクトに参加するスマホ決済事業者の協力で行なう。
導入する商業施設は大丸福岡天神店、新天町、天神コア、天神ビブレ、天神地下街、イオンショッパーズ天神店、ソラリアプラザイムズ、ソラリアステージ、福岡パルコ、ノース天神、レソラ天神。
既に多様なペイメントを導入している大丸福岡天神店を皮切りに、6月には新天町、ノース天神、イムズ、天神ビブレ、レソラ天神が導入準備中。今後は秋以降を目途に、天神12商業施設約1,600店舗でスマホ決済導入を準備。天神エリア全体で大規模にスマホ決済に対応する環境を整備し、全国に先駆け「いちばんキャッシュレスな街」を目指す。
また、10月から2020年9月までの1年間を通じて、利用者に「利便性とお得」を提供する大型プロモーションを展開予定。利便性としては、天神の中心地に全ペイメントの利用方法を案内する常設総合案内所を設置し、スマホ決済初心者の利用を促進する。
お得については、天神エリアのみでの大型キャッシュバックなどのキャンペーンを予定。各種イベントも開催し、利用者とスマホ決済の接点を創造することで、天神エリアでのキャッシュレスを推進するという。