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今秋開業「ヨドバシ梅田タワー」名称決定。ホテルや商業施設併設

ヨドバシホールディングスは、大阪駅北口に建設中の建物名称を「ヨドバシ梅田タワー」に決定。既存のヨドバシカメラマルチメディア梅田に、約200店舗を集積する商業施設、約1,000室のホテルを併設した大阪・梅田の新しいランドマークとして、2019年秋に開業する。

地下2階から地上8階の10フロアにまたがる売り場面積91,954m2の大規模商業施設で、ヨドバシカメラを核とし、商業施設の各フロアは隣接する既存のヨドバシカメラマルチメディア梅田とも接続。「気分が上がる買い物、暮らしの必需品、最高の便利、日々の楽しみとしての食、ハレの日のごちそうと、多方面に渡るお店を揃えて、より便利で豊かな買い物体験を提供する」という。

周辺の都市開発プロジェクトとの景観的な調和を図るため、壁面や屋上の一部を緑化するほか、グランドレベルでは開放感あるガラスカーテンウォールで「クラシカルでありながら先進性も感じられる建物デザイン」だという。中層部の外壁は、既存建物との統一感を重視し、インド産の天然石を使用。アクセントにリブを採用した重厚感ある石張りとなる。

地下2階から地上8階の商業エリアには、アパレル、雑貨、飲食店、食物販、サービスなど約200店舗が出店。ファッション、スポーツ・アウトドア、インテリアなどのショッピングエリア、ファミリー向けの大型キッズエリアをはじめ、コワーキングスペース、飲食店街とスーパーマーケットが一体となった大型の食のエンターテイメントエリアなどを展開。

宿泊施設は、阪急阪神ホテルズが新たに立ち上げた宿泊主体型ホテルブランドの日本初の1号店となる「Hotel Hankyu RESPIRE OSAKA(ホテル阪急レスパイア大阪)」で、大阪市内でも最大級となる約1,000室の客室を用意し、2019年11月27日に開業予定。宿泊と宴会場の予約は6月3日から開始する。

タワーが建設されている場所は、多くの観光客やビジネスワーカーが行き交うエリアだが、地上レベル(芝田交差点)に横断歩道等が設置されていないことから、主要交通機関からアクセスしにくい状況となっている。

そこで、大阪駅、大阪ステーションシティ、グランフロント大阪への周辺施設を繋ぐペデストリアンデッキを整備。地下1階・1階・2階レベルへの移動が可能、「大阪駅周辺の歩行者動線の利便性が上がる」という。

また、周辺地区における国際的な観光の拠点として、新たな人の流れに対応出来る機能を導入。併設するホテル利用客のビジネスユースや観光ニーズに対応出来るよう、周辺地区における観光バスや高速バスの乗降場所不足による路上での駐停車問題の解消、周辺地区の円滑な自動車交通環境を形成するため、バスターミナル施設も導入する。