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ソニー、スタートアップ支援アプリ「StartDash」。事業計画書自動作成
2019年5月28日 07:45
ソニーは27日、スタートアップの立ち上げを支援するパソコン用のWebアプリ「StartDash」公開した。
起業を志す個人や、新規アイデアの事業化を検討している組織などが、チェックリスト形式の質問に回答するだけで、事業計画書など起業に必要なドキュメントを無料で作成できるアプリ。チェックリストには、スタートアップに必要な要素が網羅され、回答を進めることで、事業化に向けて足りていない要素を効率的に洗い出せるという。
スタートアップの創出と事業運営を支援する「Sony Startup Acceleration Program(SSAP)」では、2014年以降に国内外で750件の新規事業案件を審査し、34件を育成、14の事業を立ち上げた。それら事業立ち上げ支援の中で、多くのスタートアップがつまずくポイントなど、共通の障壁があることがわかってきたという。それらの経験を、解決策やノウハウとともに蓄積し、体系的にまとめ、Webアプリケーションとして提供するのが「StartDash(スタートダッシュ)」となる。
「チェックリスト」では、「アイディエーション(アイデアの創出)やコンセプトメイキング」、「ビジネスモデルの仮説構築」など、事業化までの各フェーズで必要とされる要素を抽出してまとめた。質問に回答するだけで、新規事業やスタートアップに不可欠な要素を確認できる。
また、各チェック項目はフローチャート形式で表示され、必要な項目が順を追って確認できるため、計画の整理もできるという。
事業計画書等のドキュメントの自動作成にも対応。チェックリストの回答を元に、資金調達時に投資家等に説明するために必要となる事業計画書や、事業の構成要素を整理できるビジネスモデルキャンバス、事業の収支を見積もるための数値計画などを自動的に作成できる。
また、回答したチェックリストを元にエントリーシートを作成し、SSAPの事業化支援プログラム(一部有料)に申し込むと、SSAPのアクセラレーター(新規事業の専門家)から事業化に関するアドバイスを受けられる。