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大阪梅田ツインタワーズ・サウスII期部分の工事着手。38階190m

阪神電気鉄道と阪急電鉄は、6月1日から、大阪神ビルディング及び新阪急ビルの建替計画「梅田1丁目1番地計画」における、大阪梅田ツインタワーズ・サウスII期部分の新築工事に着手することを発表した。開発業務は阪急阪神不動産が担当する。

完成予想イメージパース

本計画では、大阪神ビルディング及び新阪急ビル間の道路上空を活用した建替と周辺公共施設を一体的に整備。都市機能の高度化や防災機能の強化、公共的空間の創出、良好な景観の形成等を通じ、国際競争力の強化に資する街づくりを目指す。なお、I期部分は2018年6月1日から新しい阪神百貨店(阪神梅田本店)が部分開業している。

2018年に開業したI期棟 イメージ
計画地周辺図
II期工事

II期部分では、百貨店ゾーン、1フロア当たりの貸室面積が西日本最大規模(約3,500m2)となるオフィスゾーン、大小2つのホールを備えるカンファレンスゾーンを整備。2021年秋に百貨店ゾーン全面開業、2022年春に全体開業を予定している。

用途構成イメージ図

階数は地上38階、地下3階、高さは約190m。延床面積はI期部分・II期部分合計で約260,000m2

百貨店ゾーンは地下2階から地上9階。延床面積は工事前と同規模の約10万m2

オフィスゾーンは地上11階から38階で、12階には同ビルで働くオフィスワーカーのための専用フロア「WELLCO(ウェルコ)」を設置。WELLCOでは、カフェ、ラウンジ&ワークスペース、フィットネスジム、および常駐スタッフによるコンシェルジュサービスが用意される。

カフェ イメージパース
ラウンジ&ワークスペース イメージパース
フィットネスジム イメージパース

カフェでは、栄養士が監修する定食スタイルのランチやスムージー、デトックスドリンク等の飲み物を販売。ラウンジ&ワークスペースには、ミーティングスペースや集中ブースが設けられる。

カンファレンスゾーンは11階に整備。多目的ホール「梅田サウスホール」を設置する。ホールは、天井高7.0mの大ホール(882m2/シアター形式900席)と、天井高4.7mの小ホール(180m2/シアター形式132席)、および2つのホールに挟まれる形のガラス張りのホワイエ(641m2)で構成される。

大ホール イメージパース
梅田サウスホールのフロア図

大阪・梅田の各駅と地下でつながり、天候に影響を受けることなくアクセスできる点もメリットとしている。ホールの運営は、阪急阪神エステート・サービスが行なう。